SSブログ

試写会 [ココ]

とても長い年月、仲良くして頂いてるコスメの会社の方から
たまには2人で映画でも観に行ったら。というお言葉に甘え、
ご招待して頂く事になりまして、昨日、映画の試写会に行ってきました。
実にホールで映画を観るのは四捨五入すると30年ぶりです。

1.jpg

2.jpg


映画のタイトルは『ココ・アヴァン・シャネル』
ガブリエル・”ココ”・シャネルの生い立ちから修行時代、
そして彼女自身がキャリアを確立するまでの半生を描いた作品です。
ココ・シャネルを演じたのは『アメリ』で有名なオドレイ・トトゥ。
彼女の人生の前半を演じるのには理想的な女優さんです。

若い頃『CHANEL』のコスメに興味を持ち、
やがてこのスタイルを確立した、ココ・シャネルという人物そのものに魅力を感じた一人として、
涙ウルウルとかファイヤ~とかそういう感じの系統ではなく、
特にオドレイ・トトゥがココ・シャネルの心の揺れ動く様を見事に演じていて、
静かに感動し、とても心に残る作品で素敵な時間となりました。
秋の夜長にはお勧めの映画だと思いますよ。

ホールでとても嬉しい事がありました!!
私が初めて『CHANEL』のコスメ店に訪れた時の店長さんというのが、
男性の自分からも女性として生きるならこうなりたいなと思える素晴らしい方でして、
よくいろんなアドバイスをしてもらい、少なからず影響を受けました。
ただ、どんどん出世していったので会う機会も無くなっていったのですが、
その方が主催者側の代表としていらしていて、約10年ぶりにお会いし会話をしました。
特に女性の先輩として憧れと言うぐらい尊敬しているココ母は感激していました。

実はもあ・さらのおねえちゃんのココ名前は、ココ・シャネルから勝手に頂いたものです。
私たちの人生を実りある豊かなものにしてくれたココの写真を今日はペッタン!!

あじさいとココ
ajisai.jpg


ココの弟のもあ
4.jpg


ココの妹のさら
5.jpg


もあ・さらも可愛いけどココも可愛いでしょ(笑)

ココがいるしあわせ [ココ]

coco1.jpg


ココが虹の橋を渡ってから今日で2年目になりました。
もう2年?まだ2年?正直どちらとも言えない自分達がいます。
昨日の事とも思えるし、ぼんやりとした時間を感じるのも事実です。
普段、日常を生活していて意識的にココの事を封印している訳ではないのですが、
心の中の引き出しを開かない様にしているのかもしれません。

ココとの約15年の生活を今改めて振返ってみても、
私達夫婦にとってココの存在の大きさを感じます。
ココの存在がどれだけ私達の心を救ってくれたか、
それに対して私達がココにどれだけの事が出来たかと自問自答してしまいます。

子供が出来なかった私達夫婦にとってココはかけがえのない存在でした。
何気ないココの行動を見てほのぼのしたり、具合が悪くなると思いっきり心配したり、
まさに本当の我が子でした。
そのココが7歳の時に水頭症の発作を起こしてから生活が一変しました。
ひどい発作だったので症状を緩和する為にはステロイドを処方しなければならなくなり、
只、常用していると薬の副作用で3年もたないと言われ、経過を見ながらステロイドを使う事にしました。
発作の症状が発症した初期より軽減してきた為、考えに考えぬいて断薬した結果、
徐々に発作を起こす事もなくなり、ココはそれから8年間頑張って生きてくれました。

永遠の命なんてないし、先生からも大往生だったと言われ、そう思うのも実感します。
ココを通じて知り合えたお友達の中には、とてもつらい別れをした人が沢山いて、
その方達の心の辛さを考えたら、私達が辛いなんて言えないという気持ちがあるのですが、
今でもココの最期の時を思い出すと胸が締付けられ涙が出てきます。

ココが亡くなってぼんやりTVを見ていた時、明〇安〇生命のCMが流れてきました。
普通のありふれた生活の中の家族の大切さをテーマにしたもので、
CMのテロップの最後に『あなたがいるしあわせ』と文字が浮かんできます。
小〇和〇の歌詞とオーバーラップしながら
自分達はどれだけココの事を愛して守る事ができたのか、ココの為に何ができたのか、
どんな時もそばにいる事ができたのかと等々考え、親としてもっとできたんじゃないかと思いました。
私達が守るべきココに癒されるのではなく、ココを癒してあげる事ができたのか・・・
そして『ココがいるしあわせ』の大きさを痛感し号泣してしまいました。

大事な家族が亡くなって後悔しない人はあまりいないと思います。
そして辛い心をずっと引きずるのを天国にいった家族も喜ばないと思います。
正直、いまでも辛い心を引きずっているのも事実ですが、ココもそんな親を見たくないだろうし、
もあとさらの為にも『折れない心』で頑張っていかなければと思っています。
でも、今日だけは思いっきり泣くのをココに許してもらい、
明日から『もあ・さらがいるしあわせ』を実感しながら、
おとうさんとおかあさんの子供でよかったと思われる生き方をしていきたいと思います。

coco2.jpg


byココ父・ココ母


元気がでる [ココ]

先週の話なんですが、ココの事を知っている今では少なくなってきているわんこ友達に会いました。
散歩しながら話をしていたんですが、ココちゃんのHPに比べて今のブログ、内容が随分違うよね~と、
指摘をうけました。確かにココのHPは内容が正統派わんこHPだったのに比べ、
現在のブログはわんこと言うより、わたくしの暴露日記みたいな感じで、
非正統派わんこブログだと思います。
自分でやってきている事なんですが、何でこうなってきたのかを考えてみました。

元々、ココのHPを始めるきっかけは、ココが7歳の時に発症した病気が起因しています。
発作を伴う病気だったし、発作を治める為にはステロイドの定期的な服用が必要だったので、
正直、3年間はもたないと思っていました。
そんな日々を送っていて、今生きているココの姿をたくさん残しておきたい、知ってもらいたい。
又、いろんな病気で苦しんでいるわんこ、その親の方達と悩みを共有したいと思いHPを始めました。

ネットの世界で知り合った方達は、本当に優しい方達でした。
心からココの事を心配して常に励まして下さいましたし、
毎日、掲示板でいろんな事を話して、喜びも悲しみも共有して下さる素晴らしい仲間でした。

ところが、主にHPをやっていたココ母がうつになり、
ココの亡くなる前からHPを継続するのが大変になっていきました。
今、振返ってみればわたしがやれば良かったのですが、出来なかった結果、
開店休業みたいになってしまい、訪れる方達もいなくなってしまいました。

ココは奇跡的に発作の頻度が少なくなり、想像を超えて長く生涯を生き抜いてくれました。
そして誰も見に来ないと思っていたHPをみなさんは見ていて下さったんです。
そしてココの死を悼み、私達の事をねぎらい心配して下さいました。
ココが亡くなった時にして下さった、みなさんのお心遣いは一生忘れません。

そして、もあが家族になり、さらも1年後に家族になりました。
ブログを始めるようになり、始めは正統派だったのですがわたしの性格もあり、
ちょっと、ふざけた記事を書くようになりました。
そうしたら、ブログを読んで下さったネットの友達が、
楽しくて『元気がでる』とおっしゃってくれたんです。
こんな、つたない文章で喜んでもらえて大変恐縮なんですが、私達はとても嬉しかったし、
もしかしたら、こういう形で少しづつですが、ご恩を返せるのではないかと思いました。

今、私達はもあ・さらの事も含め、日々の思った事、感じた事を書いています。
そして、それに答えてくださるみなさんと話ができて、とても幸せです。
確かに、もあ・さらの出場回数が最近減ってきているので、
これは修正をかけようと思っていますけれど(笑)

あらためて、今後とも、もさらroomをよろしくお願いいたしますm(__)m

今回は真面目な事を書いています。
1.jpg

やればできるじゃないでちゅか!
2.jpg

この路線で行って下さい。
3.jpg


どうかな~(笑)


3年 [ココ]

bag-a.jpg

3年前の10月26日にココは亡くなりました。
もう、『3年』経ったんだなというのが実感です。

今、もあ・さらが家族としていて、日々2人を中心に生活していると、
笑ったりしている時に、ふと、ココに対し薄情なのではないかと思う時があります。
15年間一緒に生きてきて、亡くなってまだ3年しか経っていないのに、
笑っていいものかと思うのですが、その度にココ母がその方がココも喜ぶよと言う言葉に、
我に返り、明るく生きていかなくてはと思うしだいです。

正直、今でもココと過ごした15年間の生活の一つ一つを忘れていません。
ただ、前は脳裏に浮かべると胸が苦しくなって、涙が止まらなかったのですが、
今は、少し楽に思い出に浸る事が出来るようになりました。

ただ、叶う事であれば、もう一回ココを抱きしめたいと思う時があります。
それが、無理な事とは分かっていますし、その気持ちをもあ・さらに注ぐべきなんですが、
ココはココ、もあはもあ、さらはさら、当たり前ですがみんな別なんです。

でも、せめて夢の中でもいいから、ココに逢いたい、抱きしめたいと思うのですが、
残念な事にまだその願いは叶いません。
多分ですが、まだメソメソしてるお父さんには逢ってあげないと、ココが思っているような気がします。
いつの日か、その日が来るのを待ってみたいと思います。
ajisai.jpg


4回目の命日 [ココ]

昨日26日は、ココの「4回目の命日」でした。

普段は、もあ・さらに「そんな事をするとココ姉ちゃんに怒られるよ」とか言って、
実在しないのですが、ココだったらこうするだろうな~とか、
そんな会話が生活に溶け込んでいます。

ただ、命日が近づくと、どうしても晩年から最期の時の事が思い出されてしまいます。
以前は胸が締め付けられるような気持ちになったのですが、
今年はそうではありませんでした。
そんな自分の感情をココ母に「俺って薄情なのかな?」と聞いてみましたら、
「私もあんたと同じだよ」と言われました。

今、冷静に振りかえってみると、目も見えなくなり,
足もダメになり体重も半分以下になった姿を見ているのはとても辛かったのですが、
持病を抱えつつも約15歳まで生きてくれたココの頑張りに対し讃える事はあっても、
悲しい思い出にはしたくないとの気持ちの方が大きくなってきました。

「お父さん、お母さん、私はこんなに頑張ったのに何で泣いてばかりいるの?」
「泣く事はやめて、頑張った私をホメて」

・・・とココが言っている気がします。
furimuku.jpg

誰でも命には限りがありますよね。
そして、別れは必ずやってきますし、どうしてもそのシーンが心に残りますが、
それはココの人生の中で、ほんの短い時間です。
それよりも、一緒に歩んできた年月の中で泣き、笑い、愛おしみ。
daikan.jpg

ココと私達夫婦にはたくさんの大切な思い出があります。
やっと、4年経ってそう思えるようになってきました。

とかなんとか言って、この文章を書きながら涙が流れているんですけどね・・・
「また、お父さん泣いてる」とココに怒られそうですが、
一年に一回位は許してもらえるかな?
onemu1.jpg



この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。